ウーパールーパーの大人が気持ち悪いと言われる4つの理由とは?

こんにちは!

ちくたくです。

皆さんウーパールーパーを知っていますか?

ウーパールーパーといえば、水中をふわふわと漂うような姿が人気の、癒し系の代表格のような生き物です。

実はイモリなどに近い両生類の一種なのですが、売られているのはベビーサイズか、せいぜいヤングサイズの個体ばかりです。

アダルトサイズになると「気持ち悪い」と言われることの多い生き物でもあります。

ウーパールーパーは「カワイイ」の代表だったはずが、なぜ気持ち悪いと言われることがあるのでしょうか。

ウーパールーパーの大人が気持ち悪いと言われる理由についてみていきましょう。

そこで今回は「ウーパールーパーの大人が気持ち悪いと言われる4つの理由とは?」というテーマでお話ししていきます。

ウーパールーパーってどんな生き物?

まず、ウーパールーパーがどんな生き物なのか、基本的な情報をおさらいしておきましょう。

ウーパールーパーはイモリサンショウウオに近い「両生類」というグループの生き物です。

ウーパールーパーという名前も、ペット向けにつけられた商品名で、正式にはメキシコサラマンダーといいます。

その名の通り原産地はメキシコで、それもごく限られた地域にしかいない絶滅危惧種なのですが、飼育と繁殖が簡単なので、殖やされた個体が世界中でペットとして飼われています。

ウーパールーパーが気持ち悪いと言われる4つの理由

ウーパールーパーの大人が気持ち悪いかどうかについては個人の感想なので、決めつけて言うことはできないと思うのですが、少なくともちくたくが見て「カワイイ」と思ったことは一度もありません。

どうしてカワイイと思えないのか、理由を考えてみました。」

ちくたくがウーパールーパーが気持ち悪いと考える理由は4つほどあり、

・体色が白以外だと違和感がある

・黒目じゃない個体がいる

・幼体とのギャップがある

・陸に適応すると姿が変わる

以上の4つです。

それでは1つずつ解説していきます。

体色が白以外だと違和感がある

ウーパールーパーと聞くと、なんとなく真っ白なイメージがありませんか?

販売されているウーパールーパーの多くは、

アルビノ」という黒い色素がない品種、

ゴールデン」という黄色味の強い品種、

リューシスティック」という純白の品種です。

ところが、これらの品種がその特徴をバランスよく表すのはヤングサイズまでで、それより大きくなると、それぞれの特徴が強く出すぎてしまうのです。

たとえば、

アルビノは黒い色素がないだけでほかの色素は残るため、大きくなると老人班のようなマダラ模様が出てきます。

同様に、ゴールデンは黄色が濃くなってやや黒ずんだ体色になり、リューシスティックは内臓が透けておなかのあたりが黒っぽく見えます。

幼体のような、透明感のあるカワイイ体色ではなくなってしまうのです。

黒目じゃない個体がいる

これは大人に育った個体に限ったことではないのですが、ウーパールーパーでよく見られる品種のうち、アルビノという品種は黒目ではありません

眼球の中の血管が透けて見えるため、赤い目をしています。

ウーパールーパーに限らず、ウサギでもグッピーでも、アルビノは赤い目をしています。

幼体ではまだ可愛く見えた赤い目も、大きくなると、感情のないうつろな赤い目に見えてしまい、気持ち悪いを通り越して怖くなることすらあるようです。

ちなみに、アルビノ以外の品種では、基本的に成長しても目は黒いままです。

幼体とのギャップがある

大人のウーパールーパーが気持ち悪いと言われる最大の理由は、幼体とのギャップがあるからではないかなと思います。

大人になったウーパールーパーは、大きさに合わせて雰囲気が変わり、貫禄迫力が出るようになります。

「妖精」と言われることさえあるカワイイ顔は、口がやたらと大きく目がうつろで、「シン・ゴジラ」の第二形態のようになります。(わからない方はすみません笑)

顔の横でヒラヒラしていたエラ(外鰓)は体に大してやや短く太くなり、シカの角が突き刺さっているようです。

そして、つるんとしていた体の側面には、7本ほどの溝というか、ヒダが現れます。

体型はちょっと膨張したように膨らんだ感じになり、「水死体」なんて言われてしまうことも。

中型のサラマンダーらしい迫力ある体型なのですが、カワイイかと聞かれると首をかしげてしまいます。

陸に適応すると姿が変わる

基本的に、ウーパールーパーは一生を水中で過ごします。

両生類は本来、顔の横のヒラヒラとしたエラ(外鰓)が完全になくなり、上陸して暮らすのですが、幼体の姿のまま大人になり、そのまま水中生活を続けるのです。

これは「ネオテニー」と呼ばれる現象で、ほかのサラマンダーでもまれに見られることがあります。

ウーパールーパーはネオテニーでいることが普通なのですが、ちょっとした刺激でネオテニーが解かれ、体が変化して上陸形態になることがあります。

上陸形態は、先に述べた大人の姿のウーパールーパーから外鰓を取り去っただけの姿で、もはやウーパールーパーとは別の生き物に見えてしまいます。

ウーパールーパーが気持ち悪いと言われる4つの理由まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はウーパールーパーが気持ち悪いと言われる4つの理由を紹介しました。

体色が変わる

目の印象が変わる

体型が変わる

上陸すると別物になる

これが、ウーパールーパーが大人になると気持ち悪いと思われてしまう主な理由です。

考えてみれば、いつまでも子どものときと同じカワイイ姿でいるはずがないわけですから、当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

外見は変わっても中身は同じウーパールーパーですので、もしも飼っているウーパールーパーの姿や印象が変わってしまっても、最後まで大切に飼育してくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。