カエルの食べ物は虫以外になにがあるの？おすすめの餌3選を紹介！

ツノガエルの仲間

「人工飼料も食べてくれるカエル」として最初に注目されたのが、ベルツノガエルやクランウェルツノガエルなどのツノガエルの仲間です。

野生では湿った草原で暮らしており、土に体を半分埋めたような状態で暮らしています。

この姿勢で、通りがかった獲物を襲って食べるのです。

獲物がいつ通りかかるかわからないので、ほかのカエルに比べて食べることに非常に貪欲で、動くものにすぐ反応します。

このため、スプーンやピンセットで餌を与えるのが簡単なのです。

ちくたくもベルツノガエルに餌と間違えられて指を咥えられたことがあります笑

似たような生活スタイルのアフリカウシガエルも、同様に虫以外の餌に簡単に餌付けることができます。

ただし、アマゾンツノガエルなど、ベルツノガエルとクランウェルツノガエル以外のツノガエルはやや神経質で、生きた虫以外への餌付けは難しいかもしれません。

水生カエルの仲間

実験動物としても有名なアフリカツメガエル、

貝の駆除係としてアクアリウムで知られているドワーフツメガエル、

オスの背中に卵を埋め込んで子育てする奇妙な習性を持つピパの仲間など、

完全水生のカエルは、人工飼料を簡単に食べてくれます。

水中では目があまり役に立たないので、これらのカエルは匂いで餌を探します。

このため、おいしそうな匂いのする人工飼料なら普通に食べてくれるのです。

むしろ、生きた魚などは追いつけなくて食べられないことが多いくらいです。

イエアメガエル

樹上性のカエルは基本的に飼育にクセのあるものが多く、餌も生きた虫以外には反応しないことが多いのですが、例外的にイエアメガエルはなんでもよく食べてくれます。

「樹上性のツノガエル」

とまで呼ばれるほどです。

体も大きく、生きた虫だけではおなかいっぱいにならないので、そういった意味でも生きた虫以外の餌に慣らしておくといいでしょう。

乾燥にも強く、初心者でも飼いやすいオススメのカエルのひとつです。

その他のカエル

実は、カエルは動くものに反応するため、上手に動かして見せれば生きた虫でなくても食べてくれる種が多くいます。

たとえば、

ちくたくが飼っているニホンアマガエルも、解凍した冷凍コオロギを目の前に差し出すと食べてくれます。

ただ、これには個体差があり、種類による違いもあります。

虫以外の餌を必ず食べてくれるわけではないので、あまり期待しない方がいいでしょう。

カエルのおすすめの餌3選

カエルを健康に飼育するのなら、なるべく自然と同じものを食べさせるのが理想です。

しかし、

まったく同じものを飼育下で用意することは難しく、できるだけ似たようなものを用意することになります。

そのうえで、使いやすいもの、栄養価の優れたものを意識して使うようにするといいでしょう。

それでは、カエルにおすすめな餌を紹介します。

生きている餌

野生のカエルにもっとも近い餌が、生きている虫です。

この記事を読んでいる方は、カエルの餌として虫は苦手かもしれませんが、カエルの餌として一番食べてくれるのが、生きている虫という事実なのです。

完全水生種を除くほとんどのカエルが、生きた虫だけで終生飼育することができます。

よく使われるのはコオロギで、フタホシコオロギとヨーロッパイエコオロギの2種類が出回っています。

ピンヘッドと呼ばれる極小サイズから、羽の生えた成虫まで、各種サイズを選ぶことができ、カエルのサイズに合わせて使います。

このほか、ヤドクガエルではショウジョウバエがよく使われています。

ミルワームも使われますが、栄養価が良くないため多用は避けるべきです。

人工餌

ツノガエル用の人工餌が何種類か市販されています。

ふやかして使うペレットタイプと、水で練って使う粉末タイプがあり、使いやすさや好みで選ぶといいでしょう。

ツノガエル用とされてはいますが、どのカエルにも使うことができます。

また、グラブパイなどトカゲ用の餌や、レプトミンなどカメ用の餌を流用することもできます。

生肉

少なくとも人工餌を食べる個体であれば、生肉も食べるようになります。

しかし、

いわゆるヒト用の生肉（精肉）はかなり栄養価が偏っており、主食としては適していません。

ふだん与えている餌に飽きてしまってどうしても食べないときに、お試しで使ってみてもいいかもしれません。

できれば、鶏のレバーなどを使うようにしましょう。

カエルのおすすめの餌3選まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、カエルのおすすめの餌を紹介しました。

原則として、カエルを飼うなら虫を餌に使うのは避けられないと考えましょう。

ただし、ツノガエルの仲間やイエアメガエルであれば、人工飼料に餌付けることができます。

どうしても生きた虫を使いたくないという方は、これらのカエルを飼うといいでしょう。

その場合は今回の記事を参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。