こんにちは!
ちくたくです。
「おうち時間」が増えたこともあり、室内で飼えるペットとして、爬虫類の需要も伸びてきました。
爬虫類カフェなどもあり、爬虫類の人気はどんどん伸びてきています。
実際にそのような爬虫類とのふれあいなどもあり、
「ヘビとかトカゲとか爬虫類を飼ってみたい!」
と思っている方も多いのではないでしょうか?
一方で、爬虫類を飼うのにはやたらとお金がかかるイメージがあります。
結論からいえば、爬虫類はある程度、設備にお金がかかってしまう生き物です。
どうしてお金がかかるのか、どうすれば安上がりに飼えるのか、ご紹介したいと思います。
そこで今回は、「ペットとしてお金のかからない爬虫類5種を紹介!」というテーマでお話していきます。
目次
お金がかかる?爬虫類飼育
爬虫類を飼うとなると、確かにそれなりの設備が必要で、お金もかかるイメージがあります。
では具体的に、どこにどうしてお金がかかるのでしょうか。
器具が高い
そもそも、爬虫類の飼育用品は単価の高いものが多い傾向にあります。
サイズにもよりますが、特に専用のケージは1万円台が普通です。
同じ大きさの熱帯魚用のガラス水槽なら数千円で購入できます。
これはひとえに、熱帯魚の方が趣味として普及していて、水槽が量産されているためといえます。
また、爬虫類専用ケージは側面がメッシュになっていたり扉がついていたりと、構造が複雑なのも理由です。
そのほかにも、紫外線ライトやパネルヒーターなど、爬虫類飼育でしか使わないような器具はあまり安く販売されていません。
爬虫類が高い
特に、熱帯魚を趣味で飼っていて新しく爬虫類も、と思った方は驚くと思います。
1万円の魚などそうそう売られていませんが、爬虫類だと1万円はむしろ安い方です。
逆に、爬虫類を飼っていた人が熱帯魚を買いに行くと、自分がお金持ちになったと錯覚してしまいそうになります。
ランニングコストが高い
生き物相手にランニングコストという言い方も変かもしれませんが、要するに維持費がかかります。
たいていの爬虫類は昆虫食ですから、餌は生きたコオロギなどになります。
1匹10円のコオロギを一度に5匹食べるトカゲを飼っていると、一回の餌やりだけで50円の計算です。
ピンとこないかもしれませんが、熱帯魚のフレークフードと比べれば、桁違いの高さになります。
また、空気の温度を調節するのは水よりも難しく、特に夏場はエアコンが必須です。
熱帯魚は電気代がかかるイメージがありますが、爬虫類の方が電気代がかかると思います。
夏場はエアコンで部屋全体を冷やしつつ、バスキングライトとパネルヒーターで爬虫類を温める、という矛盾を味わうことになります。
ペットとしてお金のかからない爬虫類5種
では、どうすれば安上がりに爬虫類を飼うことができるのか。
ずばり、必要な器具が少ない種を飼うことです。
具体的に言えば、ヤモリとヘビ、そして両生類がおすすめです。
ここでは、割とお金をかけずに飼育できる爬虫類の仲間(と両生類の仲間)を、理由と一緒にご紹介します。
ヒョウモントカゲモドキ
もはや、「レオパ」という名前の方がなじみがあるかもしれません。
ヒョウモントカゲモドキはヤモリの仲間で、基本的に夜行性です。
このため、太陽光の再現である紫外線ライトとバスキングライトがいりません。
大きさも20センチくらいで、走り回るタイプのトカゲではないので、一辺が30センチくらいのケージで飼育でき、しかも高温の器具を使ったり紫外線を当てたりしないので、プラケースで飼えます。
餌は基本的に生きたコオロギですが、人工フードにも簡単に餌付くので、生きたコオロギを扱いたくない方にもおすすめです。
ニホンヤモリ
古い家の窓ガラスに貼りついている、いわゆるヤモリです。
こちらも夜行性なので、ライト類は一切不要です。
ヒョウモントカゲモドキよりも小さく、100円ショップで売っている一番小さいサイズのプラケースでも飼えます。
野生種なので、人が快適に過ごせる程度であれば室温で飼育でき、保温系の器具もいりません。
ついでに、ヤモリも捕まえてくればタダです。
餌は生きたコオロギで、ヒョウモントカゲモドキに比べると人工フードには餌付きにくいのですが、ときどき人工フードを食べる個体も見られます。
コーンスネーク
ヘビの仲間も、完全な夜行性ではないものの、日光浴をしないのでバスキングライトと紫外線ライトがいらないケースがほとんどです。
ペットとして人気のコーンスネークも、お手軽に飼育できるヘビの一種です。
セッティングとしては、ヒョウモントカゲモドキと同じように飼うことができます。
餌は冷凍マウスを解凍して与えることになるので、ヘビの大きさに合ったサイズのマウスを与えましょう。
ベビー期は3日に一度くらいは与えた方がいいのですが、アダルトサイズになれば10日に一度の餌やりでよくなります。
ただし、ヘビ全般にいえますが、脱走の名人です。
特大サイズのプラケースで飼うのが一番安全ですが、フタがきちんと閉まっているか常に確認するクセをつけましょう。
ボールパイソン
ペット向きのニシキヘビとして確固たる地位を築いたボールパイソンも、基本的な飼い方はコーンスネークと変わりません。
少ない器具でお手軽に飼えるヘビです。
ただし、コーンよりも低温に弱いので、パネルヒーターはきちんとつけてやりましょう。
また、ヘビそのものの価格の差が激しく、ノーマルなら時期によっては数千円で購入できますが、モルフによっては数十万もします。
ベルツノガエル&クランウェルツノガエル
ウーパールーパーのような完全水生の両生類の場合、熱帯魚と同じ設備が必要なのですが、陸生の両生類はかなりお手軽に飼えます。
タイガーサラマンダーなどもおすすめしたいところですが、ここではより一般的なベルツノガエル・クランウェルツノガエルをご紹介しますね。
このカエル、普段は体を半分ほど床材に埋め、動かずじっとしてます。
このため、全身の3倍程度のケージでも飼うことが可能です。
あとは、ケージに床材を敷き、湿らせればOKです。
人が快適に過ごせる程度の温度なら保温もいりません。
餌は、ツノガエル専用フードが販売されているので、そちらを使用しましょう。
ペットとしてお金のかからない爬虫類5種まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はペットとしてお金のかからない爬虫類を紹介しました。
ここで紹介した種以外にも、さほどお金をかけずに飼える爬虫類はいくつかあります。
ポイントは夜行性のヤモリやトカゲ類、ヘビ類、そして両生類です。
不安な場合はショップの店員さんに相談してみるといいでしょう。
また、ちくたくの過去の記事ではペットとしてお金がかからない魚について紹介している記事もありますので、そちらも参考にしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。