こんにちは!
ちくたくです。
皆さんはホタルイカを食べたことはありますか?
あの小ぶりな感じで、何とも言えない歯ごたえと磯の香りが溜まりませんよね!
3月~5月はホタルイカが旬な季節でスーパーにもたくさん出回っています。
そんな中、スーパーの海鮮コーナーにボイルされたホタルイカと、調理されていない新鮮なホタルイカの2種類が置かれていると思います。
「スーパーに売っているホタルイカの生食用はそのまま食べれるの?」
「アオリイカとかヤリイカとかも生で食べれるから大丈夫でしょ!」
と言うように、生食用のホタルイカをそのまま食べることを躊躇する方と、余裕で食べることができる方がいると思います。
生食用と書かれておりボイルされているホタルイカはまだしも、生食用と書かれていながらも加熱調理されていないホタルイカはそのまま食べることはできるのでしょうか?
そこで今回は、「ホタルイカの生食用はそのまま食べれる?生のままでは危険かも!?」というテーマでお話していきます。
目次
ホタルイカの生食用はそのまま食べれる?
早速本題に入りますが、ホタルイカの生食用はそのまま食べることができるのでしょうか?
結論から言うと、
生でそのまま食べるのはとても危険です。
ではなぜホタルイカをそのまま食べたら危険なのかを解説していきます。
ホタルイカを生のままで食べたら危険な理由
なぜホタルイカを生でそのまま食べると危険なのかというと、
寄生虫がホタルイカについている可能性があるからです。
ホタルイカに寄生虫が付いている可能性かある確率は、
2~7%
と言われています。
国立感染症研究所の過去の研究によると、生のままのホタルイカ168匹中、12匹(約7%)に寄生虫が付いていたという研究があります。
14匹食べたら1匹は寄生虫が付いているというのは結構な確率になりますよね。
ホタルイカの生食用をそのままたべたら非常に危険だということが分かります。
ホタルイカについている寄生虫「旋尾線虫」
ホタルイカに2~7%でついている寄生虫は、
旋尾線虫
という寄生虫です。
旋尾線虫(せんびせんちゅう、Spiruria)は線虫類の寄生虫であり、その生活史も未だ不明なところが多い。旋尾線虫のタイプテン (Type X) はホタルイカの消化管のほかハタハタ、タラ、スルメイカなどの内臓に寄生する。 生きた虫体は透明で白く、0.8~2mm未満程度の虫で、組織侵入性を持つため幼虫が体内に侵入・移動し組織障害をもたらす幼虫移行症を引き起こす。ホタルイカの約2-7%に寄生していると報告されている。
出典:Wikipedia
旋尾線虫はかなり小さく、ホタルイカの内臓に寄生している寄生虫のようです。
ヤリイカやアオリイカは普段内臓をほとんど食べることがなため、寄生虫がついている心配はありません。
しかし、
ホタルイカは一口サイズなので、内臓が付いているまま食べられれる可能性があります。
そのため、旋尾線虫が付いたまま食べてしまう危険性があります。
ホタルイカの生食用をそのまま食べてしまい、旋尾線虫が人間の体内に寄生してしまうと、
・皮膚爬行疹症
・腸閉塞
を引き起こしてしまう可能性があります。
皮膚爬行疹症は、腹部周辺にみみずばれのような症状が出て水泡が形成される場合があります。
腸閉塞は、嘔吐や腹痛という症状が出て、最悪の場合には手術をする可能性もあります。
このように、旋尾線虫に寄生されるとさまざまな諸症状が出てくるためホタルイカの生食用をそのまま食べるのはやめましょう。
ホタルイカの下処理のやり方
それでは、ホタルイカの下処理のやり方について解説します。
まずはホタルイカの取らなければならない部位ですが、
・くちばし
・目
・背骨
になります。
これらは、骨抜きという道具を使って取っていきます。
骨抜きは毛抜きの大きいサイズのもので、ダイソーやセリアなどの百均にも売っているのですぐに手に入ります!
また、ホタルイカについている寄生虫である旋尾線虫は胃や腸などの内臓にしか寄生していないため、内臓を完全に処理することができれば寄生虫を食べることはありません。
旋尾線虫は熱に弱い寄生虫なので、中心温度が60度以上になれば死滅します。
まだ心配な方はしっかりと熱を通してあげましょう。
この記事を読んだ方は皆さん心配になったとは思いますが笑
ホタルイカの生食用はそのまま食べれる?まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホタルイカの生食用をそのまま火を通さずに食べると寄生虫がついていることがあり、危険だということが分かりましたね。
ホタルイカには確率的に、14匹食べるとその中の1匹に寄生虫がついているという過去データもありました。
スーパーでよく売られているボイル用のホタルイカはそのまま食べても大丈夫ですが、生のホタルイカを買ってしまった場合は、しっかり下処理をして食べるようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。