こんにちは!
ちくたくです。
ヒョウモントカゲモドキ、いわゆるレオパは、ペットとして飼育される爬虫類の中でもダントツの人気と飼いやすさを誇ります。
ほとんどのショップには、ベビーサイズのレオパが何匹も並べられているはずです。
ところが、
「飼いやすいと言われて飼い始めたのに全然大きくならない…」
という話もよく聞きます。
ちくたくが、レオパを大きく育てるための餌について解説していきたいと思います。
そこで今回は、「レオパが全然大きくならないのはなぜ?大きく育てる方法を紹介!」というテーマでお話していきます。
目次
大きく育たないのは大人になる前の給餌が足りない
人間と同じで、レオパにも成長期があります。
この成長期の餌の量で、大人になったときの体形と体格が決まってしまいます。
つまり、成長期にできるだけたくさん食べさせないと健康に大きくなれないのです。
一方、
大人になったレオパには少しずつ餌を減らしていかないと、肥満になってしまいます。
ベビーとアダルトでは、餌を与える量と頻度が違うのです。
大抵の場合、ショップで売られているレオパはベビーサイズなので、これから成長期を迎える子か、すでに成長期に突入した子です。
十分に育ちきったレオパを飼う場合を除き、なるべくたくさん餌を与えるように心がけましょう。
レオパの適切な給餌の頻度
特に初めてレオパを飼う方にとって、レオパにどのくらい餌をやればいいのか、悩みどころだと思います。
「なるべくたくさん餌を与えるように」
と書きましたが、具体的にどのくらい与えればいいのかわかりにくいですよね。
ここでは、レオパの成長度合いに合わせた餌の量をみていきましょう。
ベビーの給餌頻度と量
生後1年未満のベビーの個体は、まさに成長期にあたります。
レオパの生涯を通して一番食べさせなければいけない時期です。
ただし、食べる量には個体差があります。
まずは、ショップで与えていた餌を聞いておきましょう。
家に連れてきてから一日は水だけを与え、2日目以降から餌を与えます。
このとき、ピンセットで餌を与え、もう食べなくなるまで与えてみましょう。
自分から餌をくわえなくなったり、かみついた餌を吐き出すようになったらやめ時です。
すると、満腹になる量が把握できるはずです。
そうしたら、一度フンをするまで餌を控えます。
フンを出したら、満腹になる量の8割くらいを目安に餌を与えます。
個体差はありますが、餌を食べた次の日か翌々日くらいにはフンをするので、だいたい1~2日おきに腹八分目まで食べさせることになります。
余談ですが、温度が低いと、満腹になるまで食べさせた際に消化不良を起こしてしまいます。必ずヒーターを設置し、適温で飼育しましょう。
ヤングの給餌頻度と量
生後1年を過ぎると、順調に育っていればベビーからは見違えるように大きくなっているはずです。
この時期に達したら、餌の量を少し減らしましょう。
腹八分目だったのを、腹六分目くらいを目安に与えます。
頻度は変わりませんが、フンをしてからもう一日空けて与えてもかまいません。
3~4日おきに腹六分目程度の餌やりになるかと思います。
飼い主が近づくと餌を期待して寄ってくるくらいの状態を保つといいでしょう。
本当はもう少し餌を減らしてもかまわないのですが、あまり空腹にすると気の荒い個体になってしまいます。
アダルトの給餌頻度と量
しっかりとしたアダルトサイズにまで成長したら、餌の量はさらに減らしましょう。
今後は肥満に注意して体形を維持することを心がけます。
個体差はあるものの、だいたい週に1度の餌やりで大丈夫でしょう。
与える量は腹四分目程度ですが、あまり食べようとしなくなる個体もいるので、その個体に合った餌やりを心がけるようにします。
ちくたくが飼っているレオパはアダルトサイズで、週に1度の餌やりなのですが、Lサイズのコオロギを4匹ほど食べるともう食べようとしなくなるので、いつもそのくらい与えるようにしています。
いくらでもバクバク食べるような個体なら、腹四分目を目安に減らすといいでしょう。
レオパに餌を与えすぎると肥満になる
成長期のレオパなら、極端な言い方をすればいくら食べさせても肥満にはならないので、食べるだけ与えてかまいません。
ヤング~アダルトサイズになると、肥満に注意する必要があります。
欲しがるからといってアダルトサイズのレオパに餌を与えすぎると、あっという間に肥満になってしまいます。
肥満になると内臓が圧迫され、特に肺が膨らまず呼吸が浅くなるのと、心臓が圧迫されて血流が悪くなります。
このため、内臓疾患で死んでしまうことがあるのです。
また、
一度肥満にさせると、元に戻すのは容易ではありません。
無理に餌を減らすと体調を崩してしまいます。
肥満にさせない飼育管理が大切です。
レオパが全然大きくならないのはなぜ?まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はレオパを大きく育てるための餌の与え方を紹介しました。
レオパが全然大きくならないのは、成長期の餌の量と頻度が大きく関わっています。
生後1年目まではできるだけたくさん食べさせ、どんどん成長させましょう。
生後1年目以降は少しずつ餌の量と頻度を減らし、体形を維持するようにします。
個体の様子をよく観察しながら、飼い主が適切に管理することが大切です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。