こんにちは!
ちくたくです。
2021年2月27日に放送された「世界一受けたい授業」にフェンシング元日本代表だった杉山文野さんが出演しました。
杉山文野さんはもともとは女性の方で日本のトランスジェンダー活動家ですが、現在はパートナーと結婚をし、子どももいて幸せそうな生活を送っています。
そんなトランスジェンダーの杉山文野さんは、どのような経緯や道のりでパートナーと結婚し子どもを授かってパパになったのか気になった方も多いと思います。
そこで今回は、「杉山文野がパパになった経緯や道のりを紹介!」というテーマでお話していきます。
また、杉山文野さんのプロフィールも一緒に紹介していきます!
目次
杉山文野さんのプロフィール【世界一受けたい授業】
今日は国際自閉症啓発ウォームブルーデー!!
青い物を身につけて、、、のはずなんですがバタバタしている間にこんな時間に。。しかも青いものがなかなか見つからず、、、、汗
そんな中、あっ!と目に止まった毎日愛用の腹筋ローラーと共に。苦笑#wb_2020 #MAZEKOZE pic.twitter.com/qjAUpkSom5— 杉山文野 (@fumino810) April 2, 2020
まず簡単に杉山文野さんのプロフィールを紹介していきます!
本名:杉山 文野(すぎやま ふみの)
生年月日:1981年8月10日
年齢:40歳(2021年2月現在)
出身地:東京都新宿区歌舞伎町
出身大学:早稲田大学教育学部(元フェンシング日本代表)
著書作品:『ダブルハッピネス』講談社、『元女子高生、パパになる』文藝春秋
出典:Wikipedia
杉山文野さんは生まれた頃から性別は女の子ですが、心は男の子というような性同一性障害を持っています。
幼いころからワンピースやスカートなど女の子の格好をするのが嫌いだったようです。
杉山文野さんは日本大学付属の幼稚園、小学校、中学校、高校と進学し、大学は難関大学と言われる早稲田大学の教育学部に入学しています。
幼少期からエリートコースですね!
大学では自身とも深くかかわっているジェンダー論を学び、経験をもとにした著書である『ダブルハッピネス』を出版しています。
この作品は後にコミック化されるほどの人気作品でした!
また、大学時代にフェンシング女子の日本代表にもなっており、世界選手権にも出場しています。
あのフェンシングで有名な太田雄貴選手とは学生時代から20年もの付き合いがあるそうです!
杉山文野さんがフェンシングを始めたきっかけが、男子と女子でユニフォームが同じだったためフェンシングを始めたそうです。
それで日本代表にもなったのですからかなりの才能があったのでしょう。
卒業後も、世界約50か国を巡る世界一周の旅に出たり、大手外食系企業に就職したり、LGBT啓発イベント『特定非営利活動法人東京レインボープライド』代表に就任するなど様々な挑戦をし続けています。
このようなプロフィールや経歴から、かなりバイタリティーがあふれる方なのが分かりますね!
杉山文野さんがパパになった経緯
それではトランスジェンダーの杉山文野さんはどのような経緯や道のりでパパになったのかを紹介していきます。
パートナーのあいさん(仮名)と出会う
杉山文野さんはとある知り合いがいて、共通の知り合いつながりで現在のパートナーであるあいさん(仮名)と出会いました。
二人はお互いに魅かれあい恋人関係となったのです。
あいさんはもともとデザイナーをしていて、公の場で自身のことについて語ったことはないため(仮名)として「あい」という名前を使っています。
あいさん本人も、
「私は文野さんと付き合っているだけで、何も特別なことはないし、彼の活動は理解するけれど、私が話すようなことは何もないから」
というような発言をしており、ただ純粋に杉野文野さんと付き合っていたことがうかがえますね!
あいさんはもちろん杉山文野さんがトランスジェンダーだということを知ってお付き合いを始めました。
両親にあいさんとの交際を認めてもらう
当時、杉山文野さんとあいさんの当事者同士は交際関係にありましたが、もちろんお二方の両親は交際をなかなか認めてはくれませんでした。
トランスジェンダーなどの性同一性障害の認知は昔ほど悪いイメージはないのですが、やはり自分の娘がいざトランスジェンダーの人と付き合うとなると話は変わってくるようですね。
杉山文野さんのご両親は昔から杉山文野さんの性同一性障害を知っているため、お相手に申し訳ないという気持ちで少し後ろめたかったのでしょうか。
また、あいさんのご両親はトランスジェンダーの方との関りがほとんどなかったため、自分の娘がいざトランスジェンダーの方とのお付き合いをするとなったら反対する気持ちも少し分かります。
あいさんの母親は、
トランスジェンダーの方とお付き合いをして将来的に結婚したら、子どもを授かることができない。
という前提があったため、より杉山文野さんとのお付き合いには反対だったようです。
ご両親とも二人のことを想っての反対であることには間違いないですね。
杉山文野さんとあいさんは両親をなんとしてでも交際を認めてもらうために、何度も会いに行ったり手紙を送ったりして、見事交際が認められました!
認めてもらうまでの期間はなんと6年間にも及んだそうです。
二人の本気度が両親にもしっかり伝わりました。
松中権さんが精子提供者で子どもを授かる
無事お付き合いが両親に認められ結婚にまで至った杉山文野さんとあいさんですが、もちろん結婚したら子どもが欲しいですよね。
子どもを授かることは二人のかねてからの夢でもあります。
トランスジェンダーである杉山文野さんとあいさんが子どもを授かるには、養子を引き取るか、第三者からの精子提供で人工授精受精する必要があります。
二人は人工授精で子どもを授かることに決めましたが、精子の提供者は知らない人では納得できないため、二人が信頼できる方からの精子提供を望みました。
その精子提供者として候補に挙がったのが松中権さんでした。
松中権さんは、杉山文野さんと昔からの親友で、LGBTの活動を共に行っている方なのですが、松中権さんも同性愛者なのです。
そんな松中権さんに杉山文野さんとあいさんは精子提供のお願いをしましたが、
「すぐには想像がつかなかった」
と言っていあそうですが快く引き受けてくれました!
松中権さんは二人のこともよく知っていますし、そのご両親とも面識があるため、
「杉山文野さんとあいさんの間に生まれる子どもが生まれるのだったら提供してもいいかな」
と思ったそうです!
松中権さんは自分の力によって二人の間に子どもができるのがかなり嬉しそうな様子ですよね!
こうして、松中権さんの精子提供によって杉山文野さんとあいさんとの間に子どもを授かることができ、現在は3人で協力しながら子育てを送っているそうです。
こうして元女子高生の杉山文野さんはパパになったのです。
杉山文野がパパになった経緯や道のりまとめ
いかがでしたでしょうか。
「世界一受けたい授業」に出演した杉山文野さんがパパになるまでの経緯や道のりが知れたのではないでしょうか。
杉山文野さんは現在もトランスジェンダーや同性愛者であるLGBT関係の活動を続けています。
現代はいろいろな生き方があるため、それらが周りに広く理解され社会が変わりつつあります。
杉山文野さんとあいさんと松中権さんは新しいファミリーの形を作ってくれたのではないでしょうか。
今後も社会から向けられる偏見を払拭し、トランスジェンダーや同性愛について誰もが認め合えるような社会になるよう活動を続けてほしいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。